*「3-2. 霊山麓の祠 -周辺の整備・山の神とのコラボレーション」からの再掲です。
神風吹いてサルスベリは鳥居と化す
里の霊山とおぼしき山に向かう里地内道路には、2株のサルスベリが道路を挟んで対峙しています。 1 株は15年程前に当時既に耕作放棄地となっていた棚田の角に私が植えたものです。その後に大きな台風が襲来し、その株が倒れてしまったことから実家の者が下の畑に植え直したところ、元の所にはひこばえ(切株や根元から生えてくる若芽)が生長し、道路を挟んで対峙する状態となりました。
盛夏になり、道路を歩いていた私は思わず立ちすくみました。2株のサルスベリは真紅の花で染まり、その先に祠(ほこら)がたたずんでいるではありませんか。2株のサルスベリは霊山の鳥居と化していたのです。
私には山の神の仕業としか思えません。山の神が台風を呼び、人をして 1 株のサルスベリを2株に並立させ、鳥居に仕立てたのだと。そしてお盆に合わせ紅く染めるのだと。・・・神風吹いて霊山の風景となりました。
右側の山が里の霊山とおぼしき山、祠(ほこら)は山麓の右方に あります。
[剪 定]
▶ 2-3月上旬に実施。 ▶ 管理初年は樹形を乱すやや太い枝の剪定を、その後は込み入った枝・徒長枝・枯れ枝等の剪定を行っています。 ▶ サルスベリはたくさんの花を付けるために新たに伸びた枝を切り詰める剪定方法がありますが、今のところこの木なりの生長に委ねています。 ▶ 強風により中程度の太さの枝が折れることがあることから、支柱を組んでいます。